一般社団法人 滋賀県中小企業診断士協会

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アグリビジネス研究会

H28年夏号 37号 アグリビジネス研究会

 

リーダー 川北日出夫

 

  1. アグリビジネス研究会について

農業問題および食料問題は、根本的な問題となっています。TPP(環太平洋連携協定)の影響も懸念され、外部環境が大きく変わろうとする中で、どのようなビジョンを描いて持続的な成功を目指すか、農業経営者、農家、これから農業に就業しようする人等、すべてにとって戦略的な取り組みが求められていることは間違いありません。このプロセスはまさに診断士の得意としている領域です。実際に、診断士に経営の視点から農業経営の高度化に対する支援を期待する声もお聞きしています。

しかしながら、農業独自の事情やこれまでの制度、業界事情等、多くの診断士にとってこれまであまり馴染みの無かった知識やノウハウも必要になることも事実です。それらを学び、かつ総合的な情報の収集、共有化、メンバーや外部との連携強化を図る場として新たな研究会を立ち上げることにしました。

以前、「6次産業化研究会」という研究部会がありましたが、数年前に活動を休止した状態でした。今回は「6次産業化」や「農商工連携」といった枠に囚われず、林業、漁業等も視野に入れ、純粋な農業だけでなく加工、流通も含めた広い意味での「アグリビジネス」を研究対象としていきます。

初年度の活動としては、滋賀県農業協同組合中央会(JA)から委託が予想される農業経営高度化のためのアドバイス業務に関するスキル向上を目指した活動を考えています。農業者支援、特に集落営農の事業者支援の手法・ツール等についてメンバーのスキルアップを行い、当研究会が、診断士協会が事業を受託する際の受け皿となることを目指します。

 

  1. 今後の予定

第1回目の研究会を、以下の日程で開催します。

日時:2016年8月19日(金) 18:00 ~ 20:30

場所:草津市立市民交流プラザ (JR琵琶湖線南草津駅すぐ、フェリエ南草津5F)

内容:集落営農の支援、財務診断のポイント

今後の進め方についてのディスカッション

ご関心のある方の、積極的な参画をお待ち申し上げます。

その後は、2~3ヶ月に1回のペースで例会を開き研鑽を積んでいきます。

原則として第3金曜日18:00開始で、草津市立市民交流プラザを会場とする予定です。